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……スパイラルスタビライザ―……

パイロットビットまたはリーミングビットの近くに取り付け、孔曲がり防止とビットの振れ止めの役目 を果たします。孔壁と接する部分には超硬合金が植え込んであります。また、内部にはスライムの逆流防止用のバルブ が組み込まれています。

銀色のずらりと並んでいるのがスパイラルスタビライザー。直径349㎜で長さは1.5mです。

直径349㎜、長さ1.5mの場合、重量は一本あたり700㎏を超えます。

……リーミングビット……

“ビッグマン”によるリーミングアップ用に使用されるもので、ビットボディ、メインステム、ローラーカッター、ヘッドローラーから構成され、ビット径は1,150~6,121mmが標準です。通常、掘削現場まではパーツごとに搬入され、坑内のリーミング掘削点で組み立てを行います。

ビットボディの坑内への搬入風景。写真はメインステムとよばれるビットボディの中心部分です。

ビットボディのその他のパーツを坑内へ搬入します。現場にある重機により牽引され掘削点まで運ばれます。

……ドリルロッド……

パイロット掘削からリーミング掘削まで、掘削作業のメインツールといえるドリルロッド、ビッグマンのドリルロッドは特殊鋼を使用した専用ロッドネジ部は高トルクに耐えると共に、緩める力が小さくなるよう特殊な形状をしたダブルバットレス式が使用されています。長さ1.5m、φ327㎜の場合、主さが635㎏/本あります。ビッグマンの自動ロッド着脱装置により作業はスムーズに行えます。

掘削現場に積み上げられるロッド。

深度500mともなると40本程度のロッドが必要になります。

……拡孔ビット……

パイロット掘削にて上部立坑と下部とがつながりますが、そのままの掘削径では大口径リーミング掘削 の場合、径が小さすぎるため、小さなリーミングビットで一度リーミング掘削を行います。これが拡孔掘削で、これに 使われる専用ビットを拡孔ビットと呼んでいます。これで広がった掘削孔に大口径リーミングビット用の大型スタ ビライザを設置します。

拡孔ビット。この現場の場合、φ399㎜あります。

拡孔ビットを貫通したロッドに取り付けたところ。

……スリーコーンビット……

このスリーコーンビットは、石油掘削にもよく使われていて、ボーリングの世界ではおなじみのビットです。KOKENスリーコーンビットはあらゆる地層を考慮し、歯の形状、チップの形状、あるいは配列などに数多くの工夫が施されています。ビットに使用される材料も最高級特殊鋼が用いられ、適切な熱処理が施されています。

パイロット掘削に使われる3コーンビット。この現場の場合、φ349㎜のものが使われました。

3コーンビットによる、パイロット掘削開始時の風景。

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