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温泉の探査~掘削計画の立案

事前調査により、ご指定の温泉開発候補地の中に温泉湧出の可能性がある場合、ご希望によりさらに詳しい温泉の探査を致します。
たとえば深層地下水型の温泉の存在が予想される場合、その地域の地温の上昇度合い(地温勾配)から、掘さく深度については仮の計画を立てることが容易です。つまり100メートルで3℃の地温勾配がある地域であれば、1500メートルの掘さくで、孔底では地上付近より45℃ほど温度が高くなりますので、もしここに地下水が存在すれば、それは温泉になります。
つまり、温泉探査とは温度の高い地下に地下水を探すことにほかなりません。
そこで地質踏査や航空写真を使った地質調査や放射線や電気・電磁波などを利用した「物理探査法」などにより、地下水のありそうな断層破砕帯をさがし、総合的な解析から、温泉掘さく地点やその深度を決定して、温泉の設計図に相当するケーシングプログラムを立案します。

地質調査(地表踏査)

文献資料を参考とし、候補地域の地質の分布、走向、傾斜、断層・節理などの調査を行い、地質構造を明らかにします。この調査では特に地熱兆候に関連する変質帯や断層周辺の分析を重点とし、候補地をさらに絞り込みます。

物理探査

温泉探査に利用される物理探査法は、地球科学探査(水銀、ラドンガス測定など)を含め、放射能探査、電気探査、電磁探査(CSA-MT法)などがあり、単独または重複調査により開発有望地点を推定します。

CSA-MT法による探査結果の例

総合解析

地質調査、物理探査などの結果から温泉開発の可能性を総合的に評価し、掘さく候補地店を決定、深度、孔径、温泉の設計図にあたるケーシングプログラムなどの掘削計画を立案します。

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