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パーカッションワイヤラインサンプリング工法 施工手順

パーカッションワイヤラインサンプリング工法(PS-WL工法)は、RPD"アロードリル"シリーズと、専用ツールスを用いてトンネル切羽前方などの水平方向から工事の事前調査などの垂直方向まで精密な土質サンプリング調査が可能な工法です。

PS-WL工法専用のアウターロッドには採取したコアサンプルを格納するスプリットチューブを収めたインナーチューブアセンブリーがセットされており、これに通常のロッドを接続して掘削していきます。

所定の位置まで掘削したら、一度、地層サンプル(コア)を取り出すためにコアサンプルを格納したインナーチューブアセンブリーを回収する作業を行います。
このウォータースイベルは、回収器具をロッド先端まで水で圧送するためのツールです。

インナーチューブアセンブリーの回収器具をオーバーショットと言います。インナーチューブにラッチにて接続し、つながれたワイヤーで巻取りインナーチューブアセンブリーを回収する仕組みになっています。
このオーバーショットで接続されるとインナーチューブアセンブリーとアウターロッドとの接続が切れます。

接続したWLウォータースイベルに水を送り、セットしたオーバーショットを水圧でインナーチューブアセンブリまで圧送します。オーバーショットには引揚用ワイヤーが接続されています。
オーバーショットとインナーチューブアセンブリーとがラッチで接続されると、インナーチューブアセンブリとアウターロッドとは接続が解除されます。

オーバーショットにつながれたワイヤーで、インナーチューブアセンブリを回収します。

インナーチューブアセンブリを取り出したら収納されたコアチューブアセンブリを取出しコアを回収します。
一方、さらにサンプリングを行うために新たなインナーチューブアセンブリを水圧で圧送します。圧送されるとアウターロッドに自動で接続されます。こののち本工程を①から繰り返します。

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